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【2018考察】なぜプロ野球の巨人で不祥事が後を絶たず発生するのか?


BABAです。

 

近年プロ野球の巨人軍にて、不祥事があとを絶たず発生しています。

  • 福田聡志選手、笠原将生選手、松本竜也選手、高木京介選手などが起こした野球賭博事件(2015年)
  • 山口俊選手が起こした飲酒暴行事件(2017年)
  • 篠原慎平選手と河野元貴選手による不謹慎な動画投稿事件(2018年)
  • 柿沢貴裕選手の野球用具盗難事件(2018年)

などのように、毎年何かしらの事件が起きている状況です。

 

他球団でも不祥事は起きているものの、巨人だけ発生数や頻度が高いように思えます。何故なのでしょうか?

「実は昔から野球選手の不祥事は数多く発生しており、近年は野球界の力が弱くなりマスコミなどに対して交渉力を発揮できなくなったり、インターネットの流通により情報の拡散速度の高まっているからだ」という見方もでき、実際にそういった側面もあるとは思います。しかし、それでは巨人に事件発生頻度が偏る理由が説明できません。

 

以前の記事にて同じような結論を書いたのですが、巨人に不祥事が集中する原因は「”巨人軍は紳士たれ”という掟、マネジメントルールが息苦しいから」ではないでしょうか。

 

 

巨人軍に属している人間は、紳士として振舞わねばなりません。集合時間の30分前集合は当たり前ですし、先輩後輩のマナー、縦関係にも気を遣う必要があります。就業中だけではなく、プライベートな普段の生活から紳士であることを求められる訳です。

これはヒトがどんどん自由になっている現代社会において、「時代遅れ」であると捉えられます。

 

普通の業界であれば、所属している企業のルールが気に入らなければ逃げ出すことができます。すなわち転職することができる訳です。その結果、時代遅れのルールを持つ組織は優秀な人を保ち続けることができなくなり、競争優位を失うため、ルール変更か自然淘汰を余儀なくされます。

しかし、プロ野球選手には職場を変える自由・権利が認められていません。所属している組織のルールが気に入らなくても、逃げ出すことはできないのです。上司が気に入らなくても、先輩が気に入らなくても、引退以外の方法にて逃げ出すことができない組織ということです。めちゃくちゃ不自由ですよね、、

 

このような背景事象から「巨人軍という組織に属することの息苦しさ」が生まれ、それが臨界点に達したときに一定確率で不祥事が発生する、、という現象が起きいているのではないでしょうか。

 

他球団のお山の大将であるFA選手を多く集め、「巨人軍は紳士」という掟によって統率することで競争優位を築いてきた時代が過ぎ去ったことをいち早く自覚し、マネジメントルールを緩やかなものに変えていく取組みを早急に行っていくことが、巨人が強さを取り戻す第一歩であると考えます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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